第2回CCS使用PT ボルトアバゴハッサム
3月24日に開催された78人規模のオフで使用したPTです。
ブロック7-2で1位(直接対決で負けていたので決勝トーナメントへは2位通過)
結果はベスト8で終了となりました。
全体のKPや決勝リーグKPなど詳しいことは下記のURL先に書いてあります。
・使用PT
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
ラティオス | りゅうのはどう | リフレクター | ひかりのかべ | おきみやげ | ひかりのねんど |
ハッサム | バレットパンチ | むしくい | でんこうせっか | つるぎのまい | いのちのたま |
ボルトロス | 10まんボルト | めざめるパワー氷 | きあいだま | ちょうはつ | きあいのたすき |
ローブシン | ドレインパンチ | マッハパンチ | ビルドアップ | ねむる | カゴのみ |
アバゴーラ | ストーンエッジ | れいとうビーム | アクアジェット | からをやぶる | いわのジュエル |
スイクン | ぜったいれいど | なみのり | れいとうビーム | ミラーコート | オボンのみ |
見た通り起点構築なのですがPTにはステルスロック持ちがいません。
これは先制技でPTを固めた結果
「1体倒す→崩して次のポケモンの攻撃技の圏内に入れていく」
というつなぎの想定をしていたためで、実際選出にはそこまで困ることはありませんでした。
若干ステルスロックが欲しくなる試合もありましたがそこはスイクンがしっかりと補完してくれていたようです。
PTのコンセプトは言うなれば「積みポケモン+先制技」
構築を組むときに意識したPTはカバドリは勿論のこと、現況でカバドリへの対策例として最も強力だと感じたバンギグライナット構築でした。
・個別解説
実数値:187-×-101-150-130-178
今ではすっかりお馴染になった壁おきみやげラティオス、
リフレクターの位置をしんぴのまもりにするかどうかが迷い所でしたが後述のボルトロスのちょうはつである程度カバー出来る&ローブシンの補助には必要と考えたため今回はリフレクターを採用しました。
今回は借用個体だったのですが耐久面から見ると
・ガブリアスのダブルチョップ耐え
・無補正バンギラスのかみくだく耐え
・ボルトロスのめざめるパワー氷2耐え を両立出来る。
175-×-113-150-130-178 H156B100S252で問題ないと思いました。
ラティオス自身は無振りでもりゅうのはどう2発でボルトロスを高い乱数で落とすことが出来ます。
特にこの系統のPTに強いちょうはつ持ちボルトロスに対して対面から勝てるようになるD方面は重要。
立ち回りとしてはおきみやげに対してキノガッサやトリック持ちのポケモンを合わされてしまうと起点作りが無意味になってしまうので慎重に撃っていきたいところ。
実数値:169-200-121-×-101-93
耐久方面を上げた球ハッサム PTのエース1体目
つるぎのまい1積みからのテクニシャン補正によるバレットパンチ、むしくいで高い抜き性能を誇るポケモン。
バンギローブを強く意識するのであればでんこうせっかの位置をつばめがえしに変更するという話も出ましたが、今回はPTのビルドローブシンとスイクンでバンギローブに対応。
つばめがえしはブルンゲルにも通る技なので採用の検討もあるかもしれません。その場合は既存のものよりS実値は上げておきたいところ。
アバゴーラと組み合わせることによって単体では厳しかったカバドリに対しても選出していくことが可能になるという利点が生まれ、選出はかなりしやすかったように感じます。
単体で見るとステルスロックがPTにない分若干の火力不足は否めないですが、今回は後続がしっかりしていたので十分にも思えました。
実数値:155-×-90-177-100-179
きあいのタスキ持ちCSボルトロス
単純なタイマン性能にも優れ、特性のいたずらごころによりHP1からでも活躍出来る優秀なポケモン。
タスキ持ちの安定したアタッカー、そしてちょうはつを持つことによってカバルドンのほえるあくびやステルスロック、ハッサムのつるぎのまいはねやすめ、今現在受けループPTの積み技への解答となりつつあるラッキーのでんじはも封じることが出来る。
そこからボルトロスの死に出しによってハッサムやアバゴーラの展開が可能。
いわゆるボルトアバゴハッサムのパターンを作れます。
でんじはとくさむすびが欲しい場面もありましたがこのPTで全体的に重くなるバンギグライナットに対して強くなるきあいだまは切れないといった感じでした。
こちらの視点からは分かりませんでしたが選出画面から雨パに対しての抑止力となった部分もあるかもしれません。
実数値:207-178-136-×-89-77
A=ビルドアップ1積みのドレインパンチ+マッハパンチでキングドラ1発
D=ひかりのかべ状態でメガネラティオスのりゅうせいぐん2連耐え
壁下で活躍出来る積みポケモンとしての採用。
ねむるは状態異常を想定した回復技、
そしてはさみギロチンを採用していないグライオン+バンギラス+ナットレイの組み合わせに対して強くなれると考え採用。
洗練されたグライナットのグライオンは炎牙+どくどくという言葉を信じた結果。
かえんだまローブシンのような消耗の激しい型とは対極にカバルドンに対しての撃ち合いにも強く望めます。
カゴのみを持つことでキノガッサの対処も出来るということも考えました。
岩技がないことで若干選出し難い場面もありましたが、選出した試合では理想通りの動きをしてくれました。
実数値:149-160-153-104-76-92
球ハッサム+アバゴーラの組み合わせでPTの補助兼エースになるポケモン
特性がんじょう+先制技+強力な積み技+両刀により受けループに強く、
・カバドリ ・バシャーモ ・ウルガモス ・カイリューといったPTを組んだときに穴になりがちな相手に対してストッパーの働きをかけれる優秀なPTの穴埋め要員
前述のボルトロスのちょうはつによる補助からの展開を想定しているためラムのみを持つ必要が薄く、持ち物の選択肢を大きく広げることが可能。
今回採用したいわのジュエルはストーンエッジでHBブルンゲル、H振りスイクンやH振りバンギラスなどを落とすことが可能になるアイテム。
また特性がんじょうと強化アイテムを持つことによっての単体性能の引き上げにより選出回数も増加。
ラムでは難しかった雨パに対しても無理矢理選出していくことができ、そのまま勝てる試合も多かったため非常に強力なポケモンだと再確認出来ました。
前回までハイドロポンプだった位置をれいとうビームにすることで命中安定+キノガッサやガブリアスに強くなれるように、
ハイドロポンプのない弊害も勿論ありましたが立ち回り次第で十分対処していける部分だと思います。
実数値:207-×-171-116-140-96
D=球ボルトロスの10まんボルト高乱数耐え
C=れいとうビームでボーマンダ高乱数1発
れいとうビームでキングドラのみがわり高乱数で破壊
今回のMVP
起点パの障害となるヌオー、ヨノワール、ランクルス、ブルンゲル、クレセリア、ドータクンなどの単純に数値は高いがこちらへの遂行速度が遅れてしまうポケモンを意識したぜったいれいど持ちのスイクン
高火力&高耐久という流行への解答として今回このポケモンは間違いなく刺さると考え採用しました。
まためいそうプレッシャースイクンという相手を詰ませる可能性を持つ型の流行とそれが対策必須レベルのポケモンになっていたため選出画面では大きなプレッシャーになったかと思います。
技構成としては数値は足りていませんがバシャーモ、ドリュウズを意識したなみのり、カイリュー、ガブリアスへのれいとうビーム
そしてニョロトノやキングドラのような半減〜等倍の撃ち合いに強く出れるようにミラーコートを採用しました。
Cに振る予定はありませんでしたが今回この枠が雨パのストッパー枠となっていたのでみがわりを張ってくるキングドラを意識してSを落としてC実値を底上げ、
実際ボーマンダとみがわりを張ってくるキングドラとブロック内で当たったため調整がうまく生きました。
プレシャスボールから出てきたスイクンということも有り、対戦相手の心理としては遂行をなるべく早めたいという意識を突いたミラーコートという想定も。
ぜったいれいどの採用理由は最初に書いた通り。
当初はあまり撃ちたくない技という意識でしたが実戦では撃たざるを得ない場面が多かったです。
選出パターンはボルトアバゴハッサム以外は意識していなかったのであまり内容については触れませんが一応。
vsオレオさん ボルトロス+ローブシン+スイクン
vsえささん スイクン+ボルトロス+アバゴーラ
vsリオさん ボルトロス+スイクン+ハッサム
vsヒナシャナさん ボルトロス+スイクン+アバゴーラ
vsふかゆさん スイクン+ローブシン+ハッサム
vs156cmさん ボルトロス+アバゴーラ+ハッサム
vsりぷとんさん ボルトロス+アバゴーラ+ハッサム
vsクマさん ボルトロス+スイクン+ハッサム
vsやきそばさん ボルトロス+ラティオス+ローブシン
vsCysさん ボルトロス+スイクン+アバゴーラ
vsさくらさん ボルトロス+スイクン+アバゴーラ
総試合数11回
ボルトロス:■■■■■■■■■■□ 10/11
スイクン:■■■■■■■■□□□ 8/11
アバゴーラ:■■■■■■□□□□□ 6/11
ハッサム:■■■■■□□□□□□ 5/11
ローブシン:■■■□□□□□□□□ 3/11
ラティオス:■□□□□□□□□□□ 1/11
強いて言うのであればアバゴーラとスイクンが良い感じに穴埋めが利くポケモンで選出しやすかったかなと思います。
必要な改善点は相手のボルトロス+起点構築がどうしても初手ボルトロスでの勝負 いわゆる同速ゲーになってしまうところでしょう。