バトレボ後期からの評価変遷(第1世代)
バトレボ後期〜現在までの各ポケモンの評価の変化をまとめていきます。
当然個人が書いてるので偏った文章もあるかもしれませんがそれでもよろしければどうぞ。
評価はバトレボ→現在
フシギバナ E→D
バトレボでは命中75の催眠技ねむりごなを利用した準ガチポケモンとして一部で使用されていたがBWでは催眠ポケモンとして有名かつ命中100催眠技を持っていたキノガッサがローキックを習得。
全く使用されなくなるかと思いきやカバルドンと共に催眠ターンの仕様変更を利用した催眠+ほえるの使い手として人気を出した。
草+毒という耐性豊富なタイプの組み合わせ さらに一定の耐久力も有り、対格闘受け・対雨パメタとして使用が増加。
前者の対格闘受けは根性を利用したかえんだま、どくどくだまローブシンの台頭により不安を見せることになったがS80というキノガッサを超える素早さを活かした催眠技は脅威。
絶対数は少ないが強特性とされるようりょくそ夢フシギバナにも注目が集まる。
キュウコン E→D
みがしば、S100からのさいみんじゅつ等厄介な型を持つポケモンとして認知されていた程度だったがグラードンと同じひでりという夢特性の判明から一気に注目が集まることとなった。
途中PDWでの性別♀の存在など物議を醸すこととなったがその後無事♀のロコンが確認され収束。
晴れというPTの特性上天候ポケモンの中では最も使用率が低いがクレセリアのあさのひざしの回復量増加、ようりょくそ持ちのポケモンのサポート等可能性はまだまだ秘めているポケモンなので注目したいところ。
ニョロボン 評価外→E
こちらもほとんど使われていなかったポケモン。
一定の耐久ラインを持ち、水・格闘という希少なタイプの組み合わせを持っていたがBWでは見事夢特性すいすい、ほえるの攻撃技verのともえなげを習得。
前者はニョロトノと組み合わせA6段階アップのはらだいこから全抜きを狙ったPTで採用され、後者は特性ちょすいを活かし受けループの穴を埋める技を持つ存在となった。
フーディン E→D
バトレボ終期に露骨なゲンガーメタとして一部での使用を見せる。
BWの夢特性では見事強特性のマジックガードを獲得、元々低耐久高火力を活かすためだったきあいのたすきとは更に相性が良くなった。
C135、S120という高速アタッカー+アンコール持ちとしてタイマン性能の高さは見せるも命中70技のきあいだまを撃たなければいけないという宿命により使用は敬遠。
ガブリアスのダブルチョップで襷が貫通してしまう物理耐久は圧巻。
ヤドラン E→C
霰パの格闘受けという地位での活躍。炎技を撃てる水タイプとしても評価があった。
BWでは交換すれば体力の1/3を回復出来るというさいせいりょくという新特性を習得。
解禁当初は話題を見せなかったが途中電磁波砂パの物理受け電磁波撒きという役割で活躍。
そこから徐々に強さが認知されるように。
また対処の難しいバシャーモ、パルシェン、ローブシンを受けきれるということで一定の評価を得ることとなり、
受けループではラキグライムドー+ヤドランという位置に加わることになった。
似たような役割を持つブルンゲルとは一長一短。
ジュゴン 不明
まだまだ実戦で採用されているところは見ないがトドゼルガより高いS70、アンコールほろびのうたつららばりかなしばり等強技を持つので今後の評価が期待される。
パルシェン 評価外→B
希少な特性スキルリンク持ち+紙特殊耐久としてある意味有名だったがBWでは連続技の威力強化・新技ハイドロポンプ、シェルブレード、現在のシングル環境の代名詞と呼べる技からをやぶる習得という絶好の待遇でデビュー。
当初ガチ対戦という環境の中での数は少なかったが段々と強さが認知。
ラティパルシェンというギミックの確立などから活躍も増え、多くがパルシェンの対処方法に頭を悩ませることとなる。
その後はしっかりと対策され、以前のような全抜きは難しくなったかと思いきや確実に破るためのきあいのたすきから
メタグロス、ハッサムに強くなりハイドロポンプの威力を上げる無邪気水ジュエル、
自身を上から叩いてくる相手を潰すスカーフ
こおりのつぶて、だいばくはつなどの威力も活かす高物理耐久アタッカーになれるハチマキ
麻痺などの状態異常に強いラム、1回での破りからの全抜き性能を重視したいのちのたま、
うっかりやジュエルめざめるパワー草電
受けてくる相手を強引に突破するおうじゃのしるし
と性格と持ち物を変えることで柔軟な対応を見せた。
現在でも対策は必須級とされ、上記のような豊富さから持ち物が分かりにくいのも強みの1つ。
最近ではどくびし撒きの軸としての新たな可能性にも期待が集まる。
ゲンガー S→D
バトレボ第4世代シングル環境の終着点とされさいみんじゅつ+みがわり+くろいヘドロのヘドロゲンガー、さいみんじゅつ+みがわり+いのちのたまの球ゲンガーはSランクの評価を推しているところも多く見受けられた。
BWではさいみんじゅつの弱体化という洗礼を受けるが第4世代から続けているプレイヤーは以前として使用。
かなしばりの命中100技化という強化点に注目が集まり、みがしばヘドロゲンガーが話題になるもやはりさいみんじゅつの弱体化は大きく、段々とその数を減らすこととなった。
その後はラキグライムドーで構成される受けループの台頭によりちきゅうなげ無効+毒無効+浮遊+くろいまなざし+のろいで1体で受けループを見れるポケモンとして話題に。
しかしそのあまりにもピンポイント過ぎる技構成やそのメタ対象となる受けループの全盛期も終わり、注目も薄くなる。
BWから追加された新アイテムゴーストジュエル、格闘ジュエルによりいのちのたまの火力+ヘドロゲンガーの耐久の両立が可能になったが低命中技が敬遠されることが多くなったのでその流行も難しいところがあるかもしれない。
ラッキー 評価外→C
ハピナスの進化前、完全劣化ということで当たり前だが使用者は全くいなかった。
しかしBWから追加された新アイテムしんかのきせきにより持たせることでその耐久力が1.5倍になることが判明。
しんかのきせきの入手場所などからその話題も広まりやすく多くの可能性が見出された。
そのダメージソースとなるちきゅうなげ持ちとなるエメラルド限定ラッキーの厳選難易度の高さからBWの出だしは同じしんかのきせきを持つポケモン、ポリゴン2に先を越される結果となったが強力な相方となるポイズンヒールグライオンの登場、理論値ラッキーの排出から数も増加。
ラキグライという組み合わせのPTとして大会でも結果を出せるようになった。
その穴を埋める形でエアームド、クレセリアが投入され相手を受け回し、毒やステルスロックでアドバンテージを稼いでいくPT
「受けループ」としての地位を完全に確立し、一時期はトップメタと呼べるほどになる。
当初は起点からみがわりで回避の試行回数を増やし全抜きをするちいさくなるラッキーが多かったが上記のような受けの形に特化するようになり、その技も少なくなる。
その後は強力な積み技などの決定力を後発に置き、全抜きを目指す「全抜き構築」、受けの難しいカイリュー、ガブリアスのだいもんじ搭載率の増加から以前のような優勝は難しくなったがクレセリアの位置もヤドランに移り変わることとなって上位に食い込む安定したポジションに着く。
スターミー C→C
その攻撃範囲の広さから球スターミーとして運用されていたがあと少し届かないという中途半端なレベルのC100という種族値から使用者はいたもののあまり人気ではなかった。
このポケモンもまたゲンガーより速い高速アタッカーとして一部で人気を出した。
その後のBWではちいさくなるが強化。
S115からのちいさくなるみがわりじこさいせいから極限まで回避の試行回数を増やし、新技ねっとうで火傷による定数ダメージを稼ぐ戦法が話題に。
元々のCも低いわけではなく、ねっとうによる火傷や急所によれば再生技持ちのポケモンでも突破出来る可能性が十分にある。
勿論球スターミーとしての強さも無くなったというわけではなく、いざ対面させられたときは大きな択をとられることになる。
ギャラドス A→C
球を持たせ竜舞し、全抜きする球竜舞ギャラドス、スイクンのれいとうビームをみがわりが耐え竜舞していくみがわり残飯竜舞ギャラドスが環境に大きく食い込んだ。
特に前者を止められるポケモンは少なく、ラティアスの増加などにも大きく影響を与えることになった。
BWではナットレイの登場でだいもんじ持ち以外のギャラドスをほぼ確実に止められるように。
ハッサムでとんぼがえりしラティオスを繰り出していくラティハッサムのスタイルの確立、ギャラドスで2回舞っても抜けないドリュウズなど以前のような全抜きは難しくなる。
対面から潰せないテラキオンやビルドアップ、ストーンエッジを持つローブシンに後出し出来ないなど対格闘にも大きく不安を残す事となったが以前としてそのタイプは優秀でめざめるパワー電気以外のウルガモスに後出しが効き、ちょうはつにより受けループに強い等また別の観点で評価されるように。
対ラティハッサムにもラムげきりんギャラドスなどで対応、またユキノオーと組み合わせたノオーギャラの組み合わせでスタンダード構築に入るポケモンとしての位置に着くことになった。
夢特性であるじしんかじょうも壁パに組み込むことで新たな可能性が生まれるかもしれない。
サンダース D→D
サンダーに繰り出すなどでみがわりを張り、バトンタッチなどでアドバンテージを稼ぐ型やあくびで起点を作るなどのサポートで使われた。
前者はサンダーのねっぷう持ちの増加により難しくなったが後者ではダグダースなどの組み合わせとしての使用もあった。
BWでは新技ボルトチェンジの習得により元々の高速アタッカーとしての性能を高めることに。
クロバットの減少から最速で運用する必要もなくなり、性格をひかえめすることも可能になった。
ボルトロスに強いポケモンとしての評価もあるがやはりその耐久面の低さから様々なポケモンに対してスキを見せることが多く、繰り出すタイミングも難しい。
起点パに採用されるちょうはつを持つアグノムよりも速いので相手の起点を潰すあくび持ちとしての運用も期待される。
オムスター 評価外→C
こちらもほとんど見なかったがBWではあめふらしニョロトノの登場により特性すいすいを活かせるように。
さらにパルシェン同様強力な積み技からをやぶるを習得。
天候が雨だった場合や強化アイテムを持っている場合は1回からをやぶることでラッキーですら受けきれない火力を得ることが出来る。
無理やり範囲を取れるしぼりとるなど技は優秀。
デメリットとしてはすいすいが無ければスカーフガブリアス、スカーフラティオスを抜けないという点がある。
上記のようにパルシェンにはない使いにくさがあるかもしれないが最近では大会でも一定数見るようになった。
カビゴン C→D
トビゴン、外道カビと活躍を見せたがゲンガーが登場した辺りから数も少なくなっていった。
BWでもその傾向は続いたがウルガモスの性能とその受けが注目されるようになり、今までシングルではあまり採用されなかったあついしぼうを採用し、おいうちやすてみタックルの威力を上げたハチマキカビゴンとして活躍した。
Sの低さからの使いにくさやノーマルタイプのアタッカーなので補完から組むPTでは入りにくく、採用率も低いが注意したい1体。
サンダー A→C
バトレボでは一時期シングル最強ポケモンとしての評価を受けた1体
電磁波はねやすめプレッシャーによるPP枯らし+麻痺待ちを狙う戦法やねっぷうを採用し広い攻撃範囲が取れるポケモンとして採用率もトップクラス。
一転BWでは当初は炎技を撃てる電気として対ナットレイに強い等バトレボ同様の採用率を受けるもラティオスの増加、同タイプでS111、いたずらごころ、きあいだまを持つボルトロスの登場などその地位を大きく落とすことになった。
現在ではメガネを持たせ耐久に振りSを大きく落とすことでローブシンやウルガモスに後出しを効かせることでボルトロスとの差別化を図ることに。
カイリュー D→A
かつては最弱600族のレッテルを貼られていたポケモン、
しんそくの優先度+2という強化、夢特性でマルチスケイルを習得。
夢特性登場から流行は少し遅れたがマルチスケイルによるローブシンに対する後だし性能、止めることが難しいバシャーモやウルガモスに対してハチマキしんそくでそれなりのダメージが入る点などが評価。
マルチスケイルを維持した状態のカイリューを1発で落とすことは難しくその耐久からの攻撃回数の確保、安心して竜舞出来る点も大きく噛み合い球を持たせて決定力を持たせた竜舞球型も流行。
ほのおのパンチ、じしん、げきりんの範囲の広さから有無を言わさずに受けを破壊する竜舞球がカバドリのテンプレの1つに組み込まれた。
大会によってはKP上位に食い込むことも少なくなく、パルシェンと同様にバトレボとBWでは大きく評価を変えることになったポケモン。
第2世代に続く予定です。